とよひらる〜む

第2のお家。家庭的な雰囲気

保育室は第2の家庭と考えています。黒板も必要なければ、幼い過剰な装飾も家庭的ではありません。落ち着ける環境作りを大切にしています。保育士を「○○さん」という呼び方もその一つです。学校教育の先取をするのではなく、安定した生活の上に様々な興味関心を持ち、それに共感してくれる大人と共に楽しんでく中で「自ら伸ばす力」を養っていきます。

いつもの人が特別な人。育児担当保育

食事と排泄を中心にした育児行為を同じ大人が同じ子どもの世話をすることを基本としています。
子どもにとって身体的、情緒的なお世話をしてくれる特定の人は愛着の対象です。
自分の生活に対していつも決まった大人が関わってくれ、その大人が自分の思いを受け入れてくれたり、満足できるような関わりを持ってくれるという体験を通して、特定の大人との間に愛着関係が形成されます。

誰に頼ればいいかが、はっきりとわかることで、安心し、信頼し、その関係性を土台にしてほかの人をも受け入れていくようになります。

子どもは見ています。大人がモデル

話し方・動き・声・表情・服装・・・すべて子どもは見ています。子どもがあこがれるような存在でありたい。子どもたちのモデルとなれるよう技術を磨くことは、永遠の課題です。

幸せいっぱいの絵本

絵本には、子どもにとってたくさんの良いといわれる要素があるといわれています。でも、一番大切にしたいことは、「心と心を通わせること」
何かを教えようとか、伝えたいとかではなく。。。絵本は楽しむもの。
大好きな人の膝の上で、心地よい声で読んでもらう時間。それはそれは幸福感でいっぱいなのです。

月刊絵本購入
福音館の月刊絵本を年間で購入していただいています。月額440円
0・1歳児クラスは「こどものとも0・1・2」
2歳児クラスは「こどものとも年少版」
福音館
毎週金曜日絵本持ち帰り
保育園で楽しんでいる月刊絵本を各ご家庭でも一緒に共有することで、家庭と保育園が繋がっていけたらと思います。
月曜日から金曜日までは、保育園でたっぷりと絵本を楽しみ、週末には家庭に持ち帰り、週明けにまた保育園に持ってきます。
1対1での読み聞かせ
絵本は大人が子どもに読んであげるものと捉えています。集団生活の中で、子どもと大人が1対1になれる時間を大切にしたいと考えます。絵本を読んでいる時間は、子どもにとっても大人にとっても、貴重な時間です。

自分で選ぶ優れた玩具

いつでも子どもたちが遊びたい玩具を揃え、豊かに遊びこめる環境を整えることを大切に考えています。子どもが自由に遊びを選択し、楽しく遊びながら自分自身を伸ばしていく力を十分に発揮できるように配慮しています。

見る。触る。語る。遠野のわらべ唄

遠野のわらべ唄は「人間育てのわらべ唄」です。
「目を見て・触れて・語りかける」これが大前提です。
大人の動作を真似ると、動作と同じ気持ちが起きます。真似る・応える・意思を出す・人を褒める・恥ずかしい・おいしい・嬉しい・・・この7つの気持ちを乳幼児期の一番大切な時に一番大切な力として育てるのが遠野のわらべ唄です。

いつもの道も小さな四季 自然

豊平公園・むつみ公園・美園公園・緑地公園に毎日散歩に出かけます。2歳児は、雨降り散歩にも行きます。いつも歩く道にも小さな四季の移り変わりがあります。戸外で体を動かして遊ぶことで、たくましい身体と想像力・感受性を育みます。
小さな園庭ではありますが、花・野菜・いちごを育て、カタツムリやおたまじゃくし、カブトムシなどの生き物を飼って日々の変化を楽しんでいます。

心の栄養。食事

温かいものは温かいうちに食べられるよう、食べる直前に盛り付けしています。
子どもにとって大事なことは、「どのような食品を食べたか」ではなく「どのような状況で食べたか」ということ。食事の思い出が苦しいものしかなければ、食べる事に関心をもちにくく食に対して意欲を持ちにくいものです。そして食事の中で築かれる大人との関係性は子どもの生きていく土台になっていくものです。

離乳食・食事
姉妹園の「とよひら保育園」で調理しています。
お米は無農薬の道産米を使用し、卵・調味料等も安全で添加物不使用のものを使うよう心掛けています。

大切に、大切に。布おむつ

布おむつは濡れた感覚が赤ちゃん自身にすぐにわかります。オムツが濡れていると気持ち悪いと感じオムツを替えてもらうことできもちよく“すっきり”するといった「快」「不快」の気持ちがこども自身の中で少しづつ芽生えるような機会を作ることが出来ます。
「気持ち悪かったね。」「きれいにして気持ちよくなったね。」など、一人ひとりの子どもの気持ちに寄り添い、丁寧に声をかけながら、おむつ替えを行います。「自分は大切にされているんだ。」と感じる事の出来るような時間となるよう心掛けています。

1年に1度の特別な日。誕生日

その子が生まれた1年に1度の特別な日。その特別な日に一人ひとりをお祝いします。
誕生日当日には、特別に写真が飾られます。自分が祝ってもらった子どもは他の子どもの誕生日を一緒に喜んでくれます。他の子が祝ってもらっているのを見て、自分もきっと同じように祝ってもらえるのだという安心感を持つこともできます。

大事なリズム。安定した生活の流れ

毎日の日課が安定していると「今は何をする時間」「次は何をするのか」「ここは何をするところ」という感覚が働き、「先を見通す」ことができるようになります。先が見えてくると、不安が少なくなり、自分で考えて行動することができるようになります。
とよひらる~むでは、何か特別なことがない限り、基本的に毎日の生活リズムが決まっています。

当法人保育アドバイザー はるよしさん

藤田 春義さん。定期的に保育の様子をビデオ撮影し、子どもたちへの関わり方、環境構成のあり方、玩具や絵本のこと等々…春義さんからたくさんのことを学ばせていただいています。
「なぜ?」をいつもわかりやすく心に響く言葉でお話してくれる心地よさ。毎月お配りしている、「庭しんぶん」の「はるよしさんにきいてみよう」は、なるほど納得の嵐です。

「はるよしさんにきいてみよう」